今日のお茶は花茶。
家元の庭で咲いた八重桜の桜漬けを使いました。
ほんのり塩味と桜の香り。
年に一度の楽しみです。

これは点前座

軸は田近竹邨(たぢかちくそん)
明治期を代表する南画家です。

梅
岩
万年青(おもと)
レイシ
どれも平安や不老長寿などを表しています。
今日は生花ではなく盛り物です。
春蘭と藤豆で春と冬のせめぎあいを表してみました。
まだ冬が勝ってます。

さて二十四節気のひとつ「清明節」。(今年は4月4日)
なんとなく春の爽やかさをあらわす言葉という感じですが。
もともと先祖の墓をまつり(は口実で?)野山にでかけて春を遊ぶ日だそうです。
人は暖かくなると、外に出て遊びたくなるのは同じなんですね。
この季節を描いたものに「清明上河図」(せいめいじょうがず)
があります。北宋の都、開封の首都、開封の都城内外の賑わいを家がいた画巻で
北京の故宮博物院に所蔵されている、とても有名な巻物だそうです。
この画巻に類似品も多く作られたとか。
そのうちのひとつの、プリントを見せてもらいました。
往時の人々の生活が細かく描かれていて見ていて飽きません。

巻物はこんな風に、少しずつ広げながら巻きながら
一人で楽しむものなんだとか。
なんとまあ、文人ですから。